家計の凸凹をなくしたら、家計管理が楽になった|マネーフォワードMEの費目設計【前編・考え方と特別費】

家計の凸凹をなくしたら、家計管理が楽になったというアイキャッチ画像 家計管理

マネーフォワードMEを使い始めて2年ほどになります。

半年くらいたった頃、入力したデータが蓄積してきました。でも数字を入れた集計からは家計の方向が見えませんでした。最初の頃はマネフォが用意してくれた費目をそのまま使っていて、円グラフはカラフルで煩雑になるわ、項目が増えて何に着目したらいいのか、分からなかったのです。

マネフォを使い始めたばかりのころの私は・・・何でも減らそうとしていました。
とにかくいろいろな数字が明らかになってくるので、「先月と比較して」とか「前年と比較して」など、減らすことに注力しがちでした。数字1つ1つを追っていて、なんだか疲れていました。

そこから2年、目的に応じて費目分けを何度も変えてきました。この記事では、その試行錯誤でたどりついた考え方と特別費の組み方を書きます。実践編の費目一覧は後編をご覧ください。(→後編 わが家のマネーフォワードMEの費目全一覧はこちら)

わが家は今も、マネーフォワードMEを試行錯誤中です。ですが、もしかしたらこの試行錯誤が、今始めたばかりの方にも、もっといい方法ないかなと探し続けている方にも、ヒントになるかもと思い、書いています。2026年8月時点の途中経過です。※わが家の記録です。制度や金額は変わることがあるので、最新の情報はご確認ください。

まずは前編

  • 家計簿の費目分けで大事にした考え方(=凸凹をなくす)
  • 費目を作り込む前にやっておきたい5つのこと
  • 特別費をどう組んで、毎月いくら積み立てているか

後編では

  • わが家の費目一覧(8カテゴリ・全部)
  • 3つのコツ

を書いています。

たどりついた答えは「凸凹をなくす」でした

費目分けは何度も作り替えました。分けすぎて戻したこともあります。

そのなかで「これが家計を管理するってことなのかも」とはっきり感じたのは、節約できた月ではありませんでした。毎月の出費の波が、意思をもって平らになるように組めた時でした。

家計って、放っておくと山と谷ができます。車検のある月、更新料のある月、参考書をまとめて買う月。その月だけドンと増えて、「今月は特別だったから」で終わってしまう。それを何度か繰り返しても、結局わが家がいくらあれば最低限暮らせるのか、いくらあればゆとりをもって暮らせるのかは分からないままでした。

だから、山を崩して谷を埋めることにしたのです。1年に1度の出費も、2年に1度の出費も、全部12か月や24か月に割ってしまう。そうすると、毎月がだいたい同じ形になって、はじめて「増えた」「減った」の意味が分かるようになりました。

凸凹見直し作戦

例えば自動車保険、自動車税、車検など。毎年3月に保険代1.7万円、5月に自動車税4.5万円、2年に1回冬に車検18万円。保険代くらいなら何とか月の中で対処できるかもしれないけど、車検代18万は大赤字になるから、貯めていたお金から補填して・・・など考えるのがストレスでした。でも、「保険代や自動車税は毎年かかるもの。なので12で割り、毎月計上。車検もどうせ貯めるんだから、24で割っちゃって毎月計上しよう」と決めました。

すると、

  • 自動車保険 17,000円 ÷ 12 = 約1,417円
  • 自動車税 45,000円 ÷ 12 = 3,750円
  • 車検 180,000円 ÷ 24 = 7,500円

→ 合計で月およそ12,700円

「車を持っているだけで、毎月これだけの費用がかかっているのか!」と、目に見えて分かり、見直せるものは見直していこうという気持ちになりました。

費目を作り込む前にやった5つのこと

いきなり細かい費目を作っても続きません。わたしがやってよかったと思う順番は、この5つでした。

1. まず全部とにかく記載する

きれいに分類することより先に、とにかく全部を記録に載せるのが先でした。

抜けがあると、収支の全体像をつかめなくなります。収支が合わないと原因を探すのに時間がかかって、やるのが嫌になる。まず全部載せて、分類は後から直せばいい、と考えるようにしました。ここが一番大変ですが、今後を左右するので頑張りどころです。記載漏れがあってもいいので、記録し続けましょう。

よく抜けていて困ったのは、お出かけで買い食いしたときの現金払いです。記載漏れがかなりありました。クレカやペイペイで払うとか、あとで金額が拾えるようにキャッシュレスは必須だなと感じました。

2. 手入力を極力減らす

これが続けるための最大のポイントだと思います。
手入力が多いと、忙しい週に一度止まって、そのまま何週間分もたまってしまいます。
だから自動で入ってくる形に寄せる

現金払いになってしまう習い事の会費などは、スマホでマネフォを開き、一度手入力で作ったものを入出金で検索し、ページをコピーして、日付を変えて使っていました。マネフォのスマホ版だけの明細コピー機能、便利です。

3. 口座は減らせなくても、まず連携してグループ分けで変えていく

「まず口座を減らしましょう」とよく言われます。正しいと思うのですが、実際にはすぐには減らせません。給与の受取口座、引き落とし専用の口座、家族の事情で残している口座。

なので、減らせないなら、まず全部つないでしまうことにしました。つないでしまえば、あとはマネフォの中でグループ分けをして見え方を変えられます。口座そのものを整理するのは、その後でよかったのです。

連携の順番については別の記事に書きました。 → エクセル家計簿をやめてマネーフォワードMEへ|34件連携させたわが家のコツと順番

4. 特別費に入れるものを決める

ここが山場なので、次の章でくわしく書きます。

5. 「特別費だけど、毎月に割ってしまうもの」を決める

特別費に入れるものを決めたら、そのなかから「毎月に割ってしまった方がラクなもの」を抜き出します

わが家のルールはこうです。

  • 1年に1度のもの(保険・税金・ふるさと納税など) → 12で割って、毎月の費用として計上する
  • 2年に1度のもの(車検、家賃の更新費、2年前払いの年金など) → 金額が決まったあとに24で割って計上する

車検は「必ずかかると分かっているお金」なので、精算が終わったらその金額を2年かけて毎月のコストとして載せていきます。こうすると、車検の月だけドンと増えることがなくなります。(実際の支払いをしたときは計算対象外にします。)

ただし最初だけ条件が。この方法は初回の支出分だけは先にためておく必要があります。2年かけて後ろから均していく形なので、最初の1回分は手元に用意しておかないと回りません。

例えば息子の国民年金。20歳になる前から少しずつ貯めていって、2年分一括支払いすると、支払い年金総額が安くなるので、やってみてよかった1つです。(例えば2025年4月~2027年3月まで口座振替で2年前納した場合、毎月納めるより17,010円割引きになります。値引額は年度によって変わります)


特別費は、わが家では「イベント記録」でした

特別費はマネフォではなく、スプレッドシート(エクセル)で別に管理しています。

何を入れているか

  • お年玉
  • 父の日・母の日などのプレゼント
  • 誕生日
  • 帰省のときの手土産
  • 新学期の参考書代・文房具代
  • 帰省費(春・夏・お正月)
  • 旅行代
  • 息子の帰省費
  • クリスマスなどのイベント費
  • 人間ドック代
  • 家電や自転車

こうして並べてみると、特別費は「1年間にわが家がどんなことをするか」の一覧なんですよね。節約の表というより、イベントの記録に近い。今ではそう思っています。

1年分を先に計画してしまう

年のはじめに、この1年で何をするかを考えて割り振ります

大事にしているのが、買い替えサイクルが来る家電・パソコン・スマホ(特にこの2つが結構痛い出費。。)を、同じ年に集中させないことです。年度をずらして買う計画にしておくと、ある年だけ特別費がふくらむのを防げます。

金額は前年の実績を見ながら決めます。全部を平等にするのではなく、今年力を入れたいところに厚く配分するのがコツでした。

分けすぎて戻した話

一時期、凸凹をもっと減らしたくて、5千円〜7千円くらいのインク代や浄水器代まで特別費に入れていました

結果、煩雑になりすぎました。管理の手間が増えただけで、記載しても結局定期的に必要な物だったので意味がありませんでした。今は日用品に分類しています。

予備費を10万〜20万円予算に組んでおく

計画はどうしてもズレます。なので、特別費のなかに予備費を10万〜20万円用意しています。本当は10万くらいでもいいのですが、特別費がオーバーするといやなので、多めに見積もって、管理をしやすくしました。

予測がズレたときはそこから減らして調整する。この余白があるおかげで、計画が崩れてもやり直さずに済むようになりました。想定内を広げておくことが家計管理を長く続けやすくするコツです。

わが家は毎月いくらの特別費か

総額を12か月で割った金額を、毎月の特別費として積み立てます。わが家はだいたい月7万円くらいです。(毎月大変ですが、上記の理由で多めに設定しています)

家族構成や暮らし方でまったく変わる数字なので、あくまで「わが家の場合」として見てください。

ボーナスはおまけ扱いです

前は赤字になった分をボーナスで埋め合わせていました。今は特別費を設けているので、ボーナスに頼らない家計にしています。ボーナスが入った時は来年の特別費で特に高額な物の先積みや、学費の追加積立などに使用します。

別口座には移していません

特別費は別口座に分けておき、使った都度、振替で移動する方が多いと聞きました。でも我が家では生活費のメイン口座にそのまま特別費を置いています。管理がしやすいだけでなく、心のゆとりにつながっています。

一見、特別費用の口座を分ける方が管理しやすそうに思えますが、生活費口座に置くのは毎月そこから発生する特別費の支払いがあるから。そして何より、メイン口座に常に特別費分の残高があることで、カードの引き落とし時に残高不足を心配しなくてよくなりました。これがとても便利でした。

車検の支払いなど高額のカード引落があった時、「何日までにお金を移動しなきゃ」って覚えておくストレスがなくなって管理が楽ですよ。

生活費口座には1.5か月の生活費が常に入っている状態が良いと聞きますが、高額の引き落としがあるときでも余計なストレスから解放されています。

高額だけど特別費に入れないもの

  • 学費 … 児童手当なども織り込んで、年単位で積んでいくので別扱いにしています
  • 毎月に割って扱えるもの … 車検代、車の保険、自動車税、収入保障などの保険関係、ふるさと納税

前編のおわりに

ここまでが、費目を作り込む前の土台の話です。

  • 家計の凸凹(山と谷)を、12か月や24か月で割って平らにする
  • 費目より先に、全部記録する・手入力を減らす・口座を全部つなぐ
  • 特別費は「1年間のイベント記録」。先に計画して、予備費で余白を作る

少しずつ、わが家に合った家計簿になってきています。

後編では、この考え方でたどりついたわが家の費目一覧(8カテゴリ)を、マネフォの色分けごとそのまま全部公開します。
後編:わが家の費目一覧・全公開はこちら

この記事を書いた人
Jiri

50代パート。家計の見直しと固定費削減を実験中。自動車保険を2年で半額にしたり、家族4人のスマホ代を安くしたり。実際にやってみた記録を書いています。

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