机に座る時間がない50代主婦が、家事スキマ時間3ヶ月で簿記3級に95点合格した勉強法

簿記3級スキマ時間勉強法のアイキャッチ画像 学びと資格

※本記事には広告(PR)を含みます。

大学は経済学部でした。簿記の授業は受けましたが、当時の私には難しくて、資格を取るまで勉強しないまま卒業しました。

その後悔を、実は30年近く引きずっていました。お金や経済について勉強を始めてから、「簿記を知ることは、家計管理や将来の副業(稼ぐ力)の基礎体力をつけること。ひらがなが読めないと本が読めないのと同じで、簿記がわからないとお金の流れは一生見えてこない」と知りました。今が簿記3級を取る最後のチャンスかもしれないって思ったのです。

結果からお伝えすると、50代の私が、3ヶ月の学習で日商簿記3級に95点・一発合格できました。

ただし、私には大きな制約がありました。家事に追われて、机に座って勉強する時間がほぼ取れないのです。(しかも座ると20分で眠くなる。。)この記事では、それでも合格できた「ながら学習」のやり方と、実際に使った教材をぜんぶ公開します。同じように「時間がない」と諦めかけている方の背中を押せたらうれしいです。

結論:机に座れなくても、動画×アプリ×直前模試で受かります

私の学習スタイルはこうでした。

  • メイン:家事をしながら講義動画を見る(1日4〜5時間・毎日)
  • サブ:夜、家事が済んでから問題集を30分〜1時間(週3回くらい)
  • 直前期:パソコンで模擬試験を毎日1〜2時間

「1日4〜5時間も!?」と思われたかもしれません。でも、机に座って勉強はしていません。ご飯を作りながら、洗濯物をたたみながら、出かける準備をしながら——もともと家事に使っていた時間に、動画の音声と画面がくっついてきただけなんです。意外と家事の時間って、それくらい時間をかけているんです。

私はイヤホンがあまり好きでなかったので、使いませんでしたが、イヤホンに抵抗ない方は、ワイヤレスイヤホンがお勧めです。コードがないから家事の邪魔にならない、あと何より講義の聞き漏らしがなく、タイパ抜群です。毎日通学中に勉強している娘に聞いたところ、学校でよく見かけるワイヤレスタイプはAnkerが多いようです。

Anker Soundcore P31i (Bluetooth 6.1)

3ヶ月の行動記録(2025年5月中旬〜8月下旬)

時期やったこと
序盤(5〜6月) CPAラーニング(無料)の講義動画を家事をしながら見る。簿記系YouTubeで心のハードルを下げる
中盤(6〜7月) スマホの簿記アプリで仕訳の反復。動画は継続
直前期(8月) CPAラーニングのネット試験対策講座+模擬試験、TACの模試本。パソコンで解く練習に切り替え
8月28日 ネット試験(CBT)受験 → 95点で合格

家事の時間が勉強時間になる「ながら動画学習」

やり方は単純で、家事のあいだ中、スマホで講義動画を流しておくだけです。

やってみて分かったのは、食事を作る時間と片づけの時間が、いちばん学習に向いているということ。手は忙しいけれど耳と目は空いているので、講義がすっと入ってきます。掃除機のような音の出る家事は不向きですが、料理・洗濯物をたたんでいる時・化粧をしている時の視聴は相性抜群でした。

わからない単元は何度も見返しました。ながらならではの自由度です。

もちろん、聞き流すだけでは身につきません。そこで夜、家事が済んだあとに30分〜1時間だけ、その日見た動画の範囲の問題集を解きました。「見る(ながら)→解く(夜)」を小さく回すのがコツです。

使った教材ぜんぶ(無料中心で受かりました)

メイン教材: CPAラーニング(無料) 「いちばんわかる日商簿記3級の教科書」

CPAラーニングは講義動画・教科書・問題集・模擬試験まで、すべて無料で使える学習サイトです(会員登録は必要)。問題集もわかりやすく、先生もよくて、正直、「これが無料でいいの?」という充実度でした。

失敗した(涙)と思ったことが一つだけ。教科書はPDFで配布されているので、「ちょっと印刷して使おう」と両面印刷したら——とんでもない厚さの紙の束ができあがりました。印刷代と手間の時間、製本されていない使いにくさを考えると、ケチらず最初から市販版のテキストを買う方がいいです。

スマホアプリ: 合わなかったら乗り換えていい

仕訳の反復練習はスマホアプリでやりました。最初に入れたアプリは、間違えると最初からやり直しになる操作性が私には合わず、途中で「簿記3級」という別のアプリに乗り換えました。ランダム出題ができて、単元を終えると賞状が出て、効果音が鳴る——ゲームのごほうび感が私には合っていました。

アップルストアの簿記3級アプリの紹介画面
簿記3級アプリ

ここでの学びは、教材との相性は人それぞれで、合わなければ変えていいということです。「せっかく始めたから」と我慢して続けるより、さっさと乗り換えた方が結果的に早いです。

息抜き: ナカマールさんの「こぐま簿記」動画

簿記系YouTuberのナカマールさんの「こぐま簿記」には、勉強を始める前の「簿記ってこわくないんだ」という心のハードル下げでお世話になりました。少し理解が進んでから見返すと、内容のすごさに二度感激します。簿記って難しいよぉと弱音を吐きたいときの息抜きにおすすめです。

仕上げ:TACの模試本「スッキリうかる日商簿記3級本試験予想問題集」

直前期に、少し難しめの問題に挑戦するためにネットで購入しました。間違えやすい問題の解説が分かりやすく、最後の仕上げにぴったりでした。CPAラーニングの模試だけだと本番より易しめという声もあるので、この一冊で「難しめの球」も受けておいたのは正解だったと思います。

TACは挫折しそうなくらい難しいと聞いていました、こちらは親しみやすかったです。

相棒:電卓はカシオ HS-1220TUG

電卓は手に合うものを1台決めて、模試から本番まで同じものを使い続けました。私は、簿記系youtuberさんおすすめの、カシオのHS-1220TUGを使用。大きさと押し心地がちょうどよく、「→」キーで、打ち間違えた1桁だけ消せるのと、%の掛け算機能が便利でした。

桁数が必要なので、お持ちでない方はまず電卓必須です。検定が終わった後も、使いやすいのでメインで使ってます。

直前期:模試の点数はこう伸びました

  • CPAラーニングの模擬試験:1回目 70点台後半 → 同じ問題の2回目 90点台後半
  • TACの模試:1回目 70点台前半 → 2回目 80点台

コツは、模試を受けたら解説を見て、もう一度真似しながら解き直すこと。特にネット試験はパソコン画面で解く独特の操作があるので、この繰り返しで「電卓の使い方」と「画面上での解き方」を体に叩き込みました。点が取れなかったら、同じ日の別の時間にもう一回解きました。それでも点が取れなかったらまた翌日に同じ問題を解きました。

本番は、CPAの模試と同じか少し難しいくらいの体感で、95点(第1問45点・第2問18点・第3問32点)。少し難しめの問題をやっていたおかげで、模試より本番の方が、解ける!という感覚を持ちながら、受験することができ、高得点を取れました。

本番までに気をつけたこと

  • 間違えた問題はスクショで保存。自分の「間違いの癖」をメモにまとめると、克服が早いです
  • 私の癖は数字の見間違いでした。18,000と180,000のような似た数字が、わざわざ上下に並んでいることがあります。本番も狙ったようにそういう問題になっているので、引っかからないよう意識しました
  • 電卓の打ち間違いは最後まで出ます。「→」キーですぐ直す練習も込みで、模試のうちから本番と同じ電卓を

まとめ:忙しい人ほど「ながら動画」から

  • 机に座れなくても、家事×講義動画で学習時間は作れます(向いているのは料理と片づけの時間)
  • 教材は無料のCPAラーニングが主役で十分。アプリは合わなければ乗り換える
  • 直前期だけはパソコンで模試を繰り返す(ネット試験は操作の慣れが点数に直結します)
  • 私はこの方法で、3ヶ月・95点・一発合格でした

経済学部だったから簿記を取りたかったなぁ——そんな30年ものの願いを、50代で叶えました。次は、いずれ個人事業主になる準備として、この知識を家計と仕事に活かしていくつもりです。

「時間がないから」と諦めていた方、まずは今日の夕飯づくりから、講義動画を流してみませんか。

※教材・サービスの内容は私が学習した2025年時点のものです。最新の提供状況は各公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人
Jiri

50代パート。家計の見直しと固定費削減を実験中。自動車保険を2年で半額にしたり、家族4人のスマホ代を安くしたり。実際にやってみた記録を書いています。

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