マネーフォワードMEを2年使って、費目分けを何度も作り替えてきました。たどりついた答えは「家計の凸凹をなくす」——1年に1度・2年に1度の出費を12や24で割って、毎月を同じ形にすることでした。
その考え方と特別費の組み方は前編に書きました。
→ 前編:家計の凸凹をなくす考え方と特別費の組み方はこちら
この後編では、その結果できあがったわが家の費目一覧を8カテゴリ全部、そのまま載せます。2026年8月時点の途中経過です。
※わが家の記録です。制度や金額は変わることがあるので、最新の情報はご確認ください。
わが家の費目一覧【全公開】
ここからが実践編です。8つのカテゴリに分けて、実際に使っている費目をそのまま載せます。マネフォの色分けもあわせて書いておきます。
※ 見出しを押すと開きます。
- (月割)今年特別費 「特別費2026年」のように年を書いています。その年の特別費の総額をエクセルで計画・合計して、12か月で割った金額を毎月ここに計上します。
以下は一時的に使う費目です。集計が終わったら計算対象外にします。
- (対象)今年特別費 … 下のどれにも当てはまらないもの全般
- (対象)特別費外食費 … そのイベントで使った食事代
- (対象)特別費交通費 … そのイベントでかかった交通費・駐車場代・ガソリン代
- (対象)特別費宿泊費 … そのイベントでかかった宿泊費
- (対象)特別費土産・体験費 … おみやげや入館料など
(月割)今年特別費→今年分を積んでいくもの、
(対象)今年特別費→現在使っているもの。そのイベントが終了した時点で集計し、各カテゴリーで特別費のメモ欄に合計を書き、計算対象外にします。
分けておくと、旅行のときに宿泊費がいくら、外食費がいくらかかったかを合計で見られます。これが来年の計画を立てるときのデータになります。
- 冠婚葬祭・イベント … 突発的なもの。あらかじめ分かっているものは特別費に入れて予算を組みます
- プレゼント・お年玉 … 人にあげるものはこちら。自分の子どもの分は今年の特別費で計画済みなので、いったんここに計上して計算対象外にします
金額の大きさではなく、厳しいときに削る順番で3つに分けています。
- 食費(日常) … お菓子も入っているのでまだ削れますが、必要な食費です
- 食費(珈琲・果物) … 珈琲や果物など、突発で買う単価の高いもの。厳しいときは削減します
- 食費(コストコ・嗜好品) … コストコの買いだめや、推しのグッズを手に入れるために買ったものなど。厳しいときは真っ先に削減します
分ける前は全部が「食費」だったので、増えた月に何を我慢すればいいのか分かりませんでした。削る順番で分けたら、削る場所を自分で決められるようになりました。
- 日用品(家族共有) … 家族みんなで使う、誰の分と分けにくいもの。 子どもの一人暮らしが始まるときは、これを人数で割り算して仕送り額の目安にしました(この話はとても便利なので、いつか記事に書く予定です)
- 日用品・服(夫)(私)(娘)(息子) 「服」という項目を使いたくなかったので、それぞれ個人の日用品に含めました。 複数人分をまとめて買ったときは、1,000円を超えるものは元の明細を計算対象外にして、手入力でそれぞれに分けて計上します。AmazonやYahoo!ショッピングは品目ごとに上がってくるので、それを主に使う人に振り分けています。
- 交通費(夫)(私)(娘)(息子) 家族の分は、チャージしたときにその金額と内容をメモ欄に書いて計上(細かい情報まで入れるのは難しいので、ここは割り切りました)。 自分の分だけは、チャージ時ではなくマネフォのICカードリーダーでSuicaをその都度読み込んでいます。 息子の通常の交通費は仕送りの中で息子がやりくり。帰省費は特別費に入れているので、ここはあまり使っていません。
- 交通費(車・P) … ガソリン代、駐車場代、高速料金。旅行の交通費は(対象)特別費交通費の方に入れます
- 医療費(診察・薬) … 内容欄(またはメモ欄)にフルネームとかかった病院名を書いています。あとでデータを取り出すときに便利で、この分類にしておくだけで、10万円を超えたら医療費控除を申請できそうだとすぐ分かります。(控除の基準は所得によって変わる場合があります)
- 医療費(自費・健診) … 自費診療や健診は医療費控除に使えないので、こちらに記載
- フリマ費用 … 発送費用など。意外と額が大きくなるのでまとめました
分けても意味がなかった話。 インク代、浄水器、服、医療費など、5,000円を超えるものが重なると日用品は凸凹します。最初はそれを分けようとしたのですが、分けたところで減らせるわけではなく、定期的に必要になるものでした。今は、食費・日用品・娯楽費といった変動費全体で調整するようにしています。
厳しい時にまず削減します
- 外食 … 通常の食費とは分けています。旅行中の外食は(対象)特別費外食費へ
- 旅行・家族の娯楽 … 映画やちょっとした日帰り旅行など、特別費に入れていない小さなもの
- 趣味(夫)(私)(娘)(息子) 娘のものを買って、あとでお小遣いから戻してもらった場合は、計算対象外にせず、戻ってきた金額を収入の「娘戻り金」で計上します。 こうしておくと、あとから「もらった?」「渡したよね?」というケンカが起きません。母はいろいろなことに気を回さなければいけなくて忙しい。だからもらったらすぐ記録に残す。地味ですが、役に立っています。 息子の趣味代は仕送りの中でやりくりしてもらっているので、ここはあまり使っていません。
何用に積み立てたのかを記録しています。
- NISA 医療保険相当分 … 医療保険をかけるのをやめた分を投資に回して積み立てている分
- NISA 娘学費 … 娘の学費を投資で用意している分
- (積立)娘大学費用 … 主に投資せずに現金で積み立てる分
- (積立)息子学費 … 今は取り崩している時なので使っていません
- (積立)夫イデコ
- (投資)NISAへ … 年間の収支と、来年の特別費を考えた後、残りを投資に回せる時に利用
ひとつだけマネフォの使い方のコツを。この分類にはマネフォの「衣服・美容」の項目を流用しています。中項目を表示させる設定にしておくと、大項目の「衣服・美容」の文字が消えて、自分が設定した項目名だけが見えるようになります。使いたい大項目が足りないときに便利な方法です。
※このカテゴリはあくまで記録の分類です。投資や保険の判断はわが家の考えで、おすすめとして提示しているものではありません。中身の話はこの記事では扱いません。
通学定期・通勤定期はそこに行くために必要な経費と思って、費目に入れています。これも月割りに。いずれ使うことになる経費も今からここに載せておいて、いつか確定申告するときに使おうと思っています。
- 授業・学校費(娘) … 授業料、教材費、学校写真、通学定期(まとめて買った分は月で割って計上)。主に学校に行くことでかかる費用
- 書籍・教材(娘) … 参考書や通信教材など(塾代は特別費で積み立てた分から出します)
- 授業・学校費(息子) … 授業料は別扱いにしているので、それ以外の学校費
- 書籍・教材(息子) … 教科書代、試験代など
- 勉強・仕事費(夫) … 通勤費、セミナー代
- 勉強・経費(私) … 副業に必要なサブスク、セミナー代など
- 家賃
- (積立)家賃更新費 … 更新費2年分を24で割って毎月計上します
- 電気・ガス・水道 … 項目が増えすぎるので3つをまとめました。それぞれを削っていきたい人は分けてもいいと思います
- 電話・携帯・NHK
- 新聞代
- 保険(火災・収入保障)
- (月割)ふるさと納税 … 前年の収入から今年のふるさと納税額を計算して、12で割った分を毎月計上します。実際にふるさと納税をしたときは計算対象外にします。この月割計上のおかげで、ふるさと納税のためのキャッシュフローが乱れません。
- 家賃(息子)
- 仕送り(息子)
支払いが終わったあとに、対象の月数で割って計上するものもあります。
- 年金(息子) … 2年前払いで引き落とされた分を24で割って毎月計上
- 車(車検・整備)… 車検は精算が終わったあと、その金額を2年かけてコストとして計上
- 車(自動車保険)… 保険額が決まったら、その金額を1年かけてコストとして計上
- 車(自動車税)… 税金額が決まったら、その金額を1年かけてコストとして計上
以前はエアコン清掃や高額な家電・家具もここに入れていましたが、最近は特別費のときにあらかじめ予算を組んでおいて、その中で計上する形にしています。
- 給与(夫)/賞与(夫)/給与(私)
- 従業員割引
- ポイント・クーポン・販売
- 給付金・お祝い
- 児童手当・018 … 児童手当と018サポートは入金の時期がずれるので、計算対象外にして、手入力で毎月一定額を繰り返し計上しています
- 配当金・利息
- 税金・学校戻り
- (立替分戻)娘より
- *口座間移動* … 学費などあらかじめ用意してある口座から資金を移すときの分類
2年やって分かった、費目分けの3つのコツ
最後にまとめます。
1. 費目は「金額の大きさ」ではなく「削れる順番」で分ける 食費を3つに分けたのがまさにこれでした。金額で分けても行動は変わりませんが、削る順番で分けると、出費が増えた月に何をすればいいかが自分で決められます。
2. 1年・2年に1度の出費は、分割して毎月の支出にする 12で割る、24で割る。これだけで家計の山と谷がかなり平らになります。(くわしくは前編に書きました)
3. 分けても減らないものは、分けない インク代も浄水器も、分けたところで必要なものは必要でした。手間が増えるだけなら戻していい。ここは何度も失敗して学びました。
そして、凸凹が消えてくると、「わが家は毎月いくらあれば暮らせるのか」がだんだん見えてきます。その数字が分かると、あといくら資産があれば、お金の不安から解放されるのかも見えてくるかもしれません。その話はいつか書こうと思います。
あなたは何の出費に注目したいですか。自分のためだけの特別な家計簿は、マネフォで簡単に作れます。
最後に、わたしは今も使いやすい家計簿を模索中です。ここに書いたのは2026年8月時点のわが家の設定で、家族構成や暮らし方が違えば、求めるものも変わってきます。
そのまま真似するというより、「こういう分け方もあるのか」くらいの気持ちで、ご自分の家に合う形を探すヒントにしていただけたらうれしいです。



